昨日まで
「やる気」についてお話してきました。
やる気を無くしてしまう学習性無力感は
どんな研究から発見されたのか。
やる気を無くしてしまった人がやる気を取り戻すには
どうすればいいか。
などについてお伝えしましたね。
今日は
実際に
「僕たち何をやってもダメなんです。」と
私に言った子どもたちが
やる気を取り戻したお話をさせていただきますね。
その学年とはとてもご縁がありました。
これは以前のブログでお伝えした
大変なことの中にも必ずプラスはあるというお話の
続きでもあります。
一年間育児休暇を取れたのですが
職場に遠慮して3月31日までの八カ月間休んで
4月1日から職場に復帰しました。
1年生の担任でした。
ところが
その私を待っていたのは
理科の小学校教育研究会での発表者
という役目でした。
自分の学級で実践して
それを資料にまとめて発表しなければなりません。
育児をしながら仕事をするという経験が初めてで
復帰してすぐの研究発表も重なったため負担が大きかったのだと思います。
吐き気と戦いながら仕事をしていたのですが
とうとう学校で血を吐きました。
27歳で生まれて初めて胃カメラの検査をした結果
急性胃炎と診断されました。
という話でした。
とても大変でしたが
そんな中にもプラスのことはありました。
それがその1年生の子どもたちとの出会いでした。
1年生の子らはとっても可愛かったです。
明るくて素直な子たちでした。
やんちゃな子もいましたがそれがまた可愛い。
1年生、2年生と2年間同じクラスを担任しました。
一学年2クラスでしたので
3年生になる時にクラス替えがありました。
私はまた3年生の担任になりました。
子どもたちと一緒にクラスの歌を作って
振付も考えてみんなで歌いました。
なわとび大会に向けて
一生懸命練習しました。
4年生も持ち上がりになりました。
クラス全員で鉄棒の逆上がりや
水泳25mなどに挑戦しました。
子ども達はやる気に溢れどの子も輝いていました。
子どもたちのことが大好きでした。
ところが
私はその年の10月に切迫流産で入院しなければならなくなりました。
前置胎盤も併発して大出血し、病気休暇をもらって
休むことになりました。
病気休暇→出産→育児休暇を経て学校に復帰した時
子ども達は6年生になっていました。
そして、
なんと私は6年生の担任になりました。
6年生になった子どもたちとまた一緒に勉強ができると
私はとてもワクワクしていました。
ところが
4月の初め、子どもたち数人が私の所に来て
暗い顔でこう言ったのです。
「先生、僕らは4年生の時のようなキラキラと輝いていた
僕らではありません。何をやってもダメなんです。な、みんな。」
その言葉に残りの子らがうなずきました。
は?!?!
何言ってるの?!?!
最初はそう思いました。
でも
目の前の子ども達は
ほんとにうなだれて
元気がありません。
その子らを見て
私は
「何言ってるの。
みんなにはどんな可能性だってあるんだから。
よし、分かった!このクラスの目標を
『世界一のクラス』にしよう!!」
と言いました。
クラスの子ども全員の前でも
話しました。
「みんなには素晴らしい力があります。
だから、このクラスの目標を『世界一のクラス』
にしたいと思います!!
まず
子どもたちが思っていた
「自分たちはダメなんだ」
という意識を変えるために
「素晴らしい力がある」
ときっぱり言い切りました。
そして
目標を決めました。
その後
どうなったかは
明日またお伝えしますね。
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編集後記
今日は
東京事務所で
宝物ファイルベーシック講座を行っていました。
参加者のMさんと私は
ある点で意気投合しました。
それは
「色が大好き」
という点です。
どういうことかと言いますと
色鉛筆とか
絵具とかを買った時に
蓋を開けて
きれいな順番で並んでいるのを見るだけで
「しあわせ~♪」
って思えるところです。
そんな気持ちになるのってむ私だけかも
って思っていたのてすが
仲間がいたーっ!!
ということで
とてもうれしかったのです。
あー、やっぱり
色、大好き!!
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「こんな時どうしたらいいと思いますか?」
「おすすめの○○を教えて下さい。」
などなど
あなたからの質問をお待ちしています。
遠慮せず、ぜひっ!!