こんにちは、岩堀美雪です。

前回の続きです。

ポジティブ思考について、
「人生で起きる出来事は全て自分のプラスになっているのではないかな？」

ある日ふっとそう思ったのですが
すぐに

そんなばかな・・・

本当なの？

という考えが浮かびました。
自分で思ったものの

それはとても突飛な考えに思えました。

で、どうしたか。

それからずっと検証してみたのです。

実際に自分の身に起きた出来事で
普通だったらマイナスに思えるようなことも
本当に人生のプラスになっているのかということを。

それは
1988年、育児休暇明けで仕事に復帰した時のことです。

当時の
育児休暇制度で、
休暇期間が延ばされて、一年間となっていました。

そして、なんと長女は
一年間365日のうちで復帰するのには一番良い日に
生まれてくれました。

一番良い日。
それは、7月21日だったのです。

一年間育児休暇を取って復帰すれば
夏休みから復帰となります。

夏休みも研究会やプール当番などがあり
結構忙しいのですが
授業が無い分夕方は定時には帰れます。

体を慣らして
二学期から本格的に復帰できるというまさに
ベストの日でした。

でも

その一年間の制度が施行されて間もないこともあり、

当時の職場には

「まさか一年間も育児休暇取らないよね～。」

「４月から育児休暇の代理の先生探すの大変なのよね～。」

「３月31日に出てくるよね～。」

という雰囲気がバリバリ流れていました。

それで、職場に遠慮して
４月１日から担任として復帰することにしました。

担当の学年は
春休み中に当時の校長先生から
「４月からは５年生を頼みます。」
と言われていました。

ところが、

３月28日に自宅に電話がかかってきます。

「岩堀先生、４月から1年生担任よ！
入学式の準備があるから(当時の入学式は４月１日でした)
担任は今すぐ出勤してきて！」

年配の女先生からでした。

４月から長女を預ける予定だった保育園に事の次第を話して
生後８カ月の娘をその日から預かってもらい、

すぐに学校に出勤しました。

そこから
育児と仕事の両立の日々が始まりました。

それまでは８カ月の子がミルクを一滴も足さなくてもいいくらい
母乳はよく出ていました。

でも
１日目でピタッと止まってしまいました。

搾乳器を買ったのに
一度も使うことはありませんでした(笑)

そして、入学式が終わってほっとしたのも束の間、
校長から
「今年は理科主任をお願いしたい。」
と言われ
「はい、分かりました。」
と返事をしました。

次の日、
「岩堀先生、今年は県の小学校理科研究会でうちの学校が発表することに
決まってるから、理科主任の先生に発表してもらいます。
６月には群内での発表会があるから
そのまでに原稿をまとめるように。
よろしく。」

「はい・・・。」

返事はしたものの
大きな仕事を任されたと思いました。

それから
８カ月の子どもを保育園に預けて仕事に行き
研究発表の授業を行い
原稿も考え
保育園に娘を迎えに行き、
家事をするという生活が始まりました。

一か月位たったころでしょうか、

気が付くと
胃が痛かったり
気分が悪くて吐いたりすることが増えてきました。

通勤用の車の中には
吐いたときのためのビニール袋を用意していました。

ずっと我慢して仕事をしていたのですが

ある日

とうとう

学校で血を吐きました。

そこでやっと病院で診てもらいました。

27歳で初めて胃カメラの検査をしました。

お医者さんが
「神経を使う仕事ですか？」
とおっしゃいました。

病名は
急性胃炎でした。

家事・育児をしながらの仕事に加え
県の大会での発表のプレッシャーが重なり

私の身体は
ストレスからくる胃炎を引き起こしていました。

薬をもらって服薬しながら
仕事は続けました。

発表も無事に済ませました。

今思うと本当に大変でした。
若かったからできたのかなとも思います。

で、

このように苦しい思いをした中にも
プラスのことはあったと思います？

それが

↓
↓
↓
あったのです！！

あったのです！！

それは

↓
↓
↓
可愛い１年生の子どもたちとの出会いでした。

その学年の子どもたちとは
１年、２年、３年、４年の途中まで、６年、と
教師生活の中でも特に濃いつながりがあった学年となったのです。

たくさんのことを子どもたちから教えてもらいました。

・子どもにはだれでも必ずいいところがある
・子どもは無限の可能性をもっている
・子どもはやさしい
・子どもは協力する力がある
・子どもは発想力が無限
などなど・・・・

数えきれないほど多くのことを教えてもらいました。

育児休暇を１年間取ってから仕事に復帰しても
プラスのことがあったと思います。

そして、８カ月で仕事に復帰して大変な思いをしましたが、
その大変なことの中にもちゃーんとプラスになることは
ありました。

今でも、その当時の子どもたちとの出会いに、
すごく、すごく、感謝しています。

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編集後記

今、福井で国体が開かれています。

体育系の私は自分が出場してもいないのに
わくわと血が騒いでいます(笑)

競技を直接見に行きたいのですが
なかなか時間が取れません。

で、

その日の福井県勢の活躍をニュースで見るのを
楽しみにしているのです。

すると

福井県の選手が相次いで
優勝、準優勝に輝いているではありませんか。

男子も、女子も、両方ともなんです。

福井県は人口が下から５番目。
約79万人くらいなんです。

その福井が、
これほどがんばってるのが
とても
とても

うれしいーーーっ！！

団結力のすばらしさを
日々感じています。

凄いぞ！　福井県！！

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