今日は、昨日の続きです!
題して、
「宝物ファイルプログラムを始めようと思ったきっかけ そのきっかけは突然やってきた 後編」
の始まり、始まりぃ~
理科の授業で
自由に実験を行うという
当時としては思い切った手法の授業をした私。
それを
「理科の授業というのはね、
一時間に実験一個だと思うの。」
と年配の女性の先生に言われ、
反論しようにも一つ言えば十以上は返ってくる勢いで話されて
結局何も言えなかったのです。
「ご指摘ありがとうございました。」
と言ったものの
なんだかスッキリしなかった私。
こう思いました。
「よーし、こうなったら
もっともっと理科の授業の勉強をしよう!
そして
一時間にたくさん実験する方法を
もっともっと極めよう!!」
家に帰ると
毎月購入していた教育書の巻末にある
本の広告のページを見て
理科の専門書を何冊か申込みました。
「よし。これも買った。
もっとないかな?」
と思って
広告のページをめくった私の目に飛び込んできたもの
それは、
「総合的な学習の時間はプロジェクト学習で!
新しい評価法ポートフォリオ!
現場の教師から反響続々!!」
という大きな文字でした。
当時は
「総合的な学習の時間」という新しい教科が
段階的に取り入れられ始めていました。
でも
自分でテーマを決める
↓
調べる
↓
調べたことをまとめる
↓
発表する
というこれまでにない全く新しい授業の評価をどうするのか
教育界も手探り状態でした。
「総合的な学習の時間の評価?ポートフォリオ?」
そのページは
シンクタンク未来教育ビジョン 代表の
鈴木敏恵先生の記事でした。
「現場の教師から反響続々!!」
の文字が気になった私は、
URLにアクセスしました。
そしてそこでホームページの内容を見て
「『総合的な学習の時間』の勉強もしたいし
その評価についても学びたい!」
と思い
そこで売られていたビデオと本を
全巻注文しました。
もうさっきまでの悔しさは忘れていました(笑)
何日かすると
注文したビデオと本が送られてきました。
次々読みました。
そして
「ポートフォリオで評価革命!」
という本を読んだ時のことです。
ポートフォリオというのは
語源は紙ばさみ。
「ある目的を持って綴っていったもの・書類かばん」
という意味があり
用紙に穴を開けて綴っていくファイルや
クリアブック(クリアファイルとも呼びます)が
使われていました。
その本は主に
総合的な学習の時間の評価としての
ポートフォリオの使い方について書かれていました。
「ふむふむ・・・
と思いながら読んで行き
ページをめくると
こんな文章が書かれていました。
「ポートフォリオの種類
【パーソナルポートフォリオ】
これだ!!!!
左手からビリビリと全身に電気が走りました。
このように子どもたちががんばったことを
クリアファイルに入れていけば、
子どもたちの良さが形として残せる!
そうだ!!
どうせなら
自分の好きな物やがんばったものを入れていくだけじゃなくて
子どもたちが自分のことを大好きになるために
自分のいいところを書いたり
友達のいいところを書き合ったり
家族に書いてもらったりしよう!
みんなで話し合ってクリアファイルに名前もつけて
可愛い表紙も作ろう!
一連のアイディアが次々と浮かんできました。
これらの内容を授業として
何時間か計画的に行うことで
より効果が上がるに違いない。
そのアイディアのが
宝物ファイルプログラムとなったのです。
次の日
興奮冷めやらぬ私は
放課後の職員室で
隣のクラスの先生と一学年下の四年生の先生2人に
「ね、ね、見て。こんなもの見つけちゃいました!」
と言って、本を見せました。
「なになに?」
「へーっ、面白そうね。」
女性4人で時間も忘れるくらいすごーく盛り上がりました。
こんなに盛り上がったのですから
当然みんな一緒に始めるものだと思い
数日後、3人の先生に廊下で
声をかけました。
「一緒にやってみませんか?」
3人に別々に声をけたのに
3人とも同じ返事でした。
「まず岩堀先生がやってみて。
よさそうだったら私もやるから。」
えっ!?!?
あれだけ盛り上がったのに!?
残念~~~~(T_T)/~~~
一人ぼっちになっちゃったけど
でも
私は
やりたい!!
決意は変わりませんでした。
そうやって
宝物ファイルプログラムが
誕生しました。
まとめますと
授業内容を批判されて
悔しくて
さらに勉強しようと探したら
すばらしいヒントに出会いました。
今では
その時に意見をくださった先生に
とても感謝しています。
起きてくること全てに意味がある。
感謝、感謝です。
では、今日も
あなたにとって
ステキな一日でありますように・・・
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編集後記
昨日は
ハードなスケジュールでございました(笑)
東京
↓
名古屋
↓
岐阜県高山市(講演)
↓
金沢
↓
鯖江
東京を出てから
高山市につくまでに
五時間かかりました。
その後
講演をさせていただき
金沢経由で
鯖江まで
三時間30分。
という
スケジュールでした。
驚いたのは
高山市の観光客の多さです。
そして
なんと半分くらいが
外国の方なのですよ。
秋の高山の街並みを
楽しそうに歩いていたり、
飛田牛の串焼きを美味しそうに食べている方がいたり・・・
ああ・・・
私はといえば
講演会場まで車で送っていただきましたので
車の中から眺めているばかりだったのです。
ちょっぴりでも
あの街並みを
歩きたかったなぁ・・・(涙)
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「こんな時どうしたらいいと思いますか?」
「おすすめの○○を教えて下さい。」
などなど
あなたからの質問をお待ちしています。
遠慮せず、ぜひっ!!