昨日は
「研究指定校」という
教師の世界のお話でしたね。
今日は、宝物ファイルを始めるというお便りを配布した時の
保護者のみなさんの気持ちについて
お伝えします。
宝物ファイルプロクラムを始めたのは
今からちょうど18年前、
2000年の11月28日のことでした。
岡本小学校の5年西組を担任していました。
始めたばかりの時に
保護者の皆さんにお便りでお知らせをしました。
「宝物ファイル(当時はポートフォオリオと呼んでいました)がどういうものか」
「これからどんなものを入れていくか」
「子どもたちと一緒に付けた名前『未来への贈り物』」
「ご協力のお願い」
などを載せました。
そして、
ご意見があればお書きくださいと
「ご意見欄」を設けました。
すると
24人の子どもたちのおうちの方全員から
ご意見欄にメッセージが届いたのです。
びっくりしました。
と同時に
期待していただいていることに対して
身の引き締まる思いでした。
今日は、
その時の保護者の皆さんから書いていただいた
言葉をぜひあなたに伝えたいと思います。
〇すごく素敵なことです。自分で自分の良いところを
前向きに見つめるのにとても良い機会だと思います。
できるだけ協力したいと思います。
〇「未来への贈り物」という名前は、
とても素敵な名前だと思いました。
自分のことを考えたり、友達に聞いたりするのは
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、
自分のことをよく知るという事は、
これから成長していくうえで
大切なことだと思います。
〇先日、小さい頃の写真が欲しいとアルバムを広げ、
姉と二人でずいぶんと盛り上がっていました。
一度片付けてしまうと封印されてしまう写真や賞状。
私、こんなに頑張っていたんだ、こんなことしてたんだと
大きくなったときの思い出や励みになるのはいいことだと思います。
話は飛んでしまいますが、
お嫁さんになるときには是非持たせたいですね。
素敵な贈り物になることを願っています。
小学校を卒業するまで続けて下さい。
〇人間にとって経験・体験は数多くありますが、
本当に心に残りまた思い出すことは、
そんなに多くはないと思います。
だから、どんなに小さな思い出でもファイルに入れて
大切にして欲しい。
小さな思い出も大きな思い出になるかもしれない。
〇なにやらこの頃、子どもが忙しそうにあれこれと集めまくっていて、
様子がどうも違うと思っていました。
お便りを読みましてなるほどと感心です。
作文など自分の考えで書いたものは後で見ますと、
この時にこういうことを思ったのかと
懐かしくも成長したものだと思う時があります。
子どもの良いところも見られるし、
また、他の子からもいろいろと教えてもらえそうで、
出来上がりがとても楽しみです。
〇昔、「ルーツ」という言葉が流行ったと思う。
小学五年生の時にしかできないこと、今しかできないこと、
そんなことを少しでもこの「未来への贈り物」という
ファイルに入れて欲しい。いい考えだと思います。
以上です。
想像以上に
とても温かいご意見をいただいて
本当に感激しました。
お気持ちがうれしくて、
これらのご意見は
私の宝物ファイルの中に入れて
今も大切にしています。
そして、落ち込んだり凹んだりした時に
何回も読み返しては
自分を奮い立たせてきました。
保護者のみなさんに感謝、感謝です。
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編集後記
今日は
愛知県岡崎市の美川中学校の先生方の
校内研究会に呼んでいただきました。
「こんにちは!」
という生徒さんのあいさつも、
「こんにちは!」
という先生方のあいさつも
とっても気持ちのよい
すばらしい中学校でした。
元小学校の教員の気持ちと宝物ファイルプログラムの
実践の様子を
一生懸命お伝えしてきました。
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「こんな時どうしたらいいと思いますか?」
「おすすめの○○を教えて下さい。」
などなど
あなたからの質問をお待ちしています。
遠慮せず、ぜひっ!!