今日は
学級担任をしていて
一年が終わる時
私がどんなことを考えていたか。
それから
私へのある男の子の言葉についてお話しますね。
さて
あなたは小学校の時に
クラス替えがありましたか?
毎年でした?
それとも二年ごとでした?
私は、
福井県勝山市荒土小学校に
六年間通いました。
荒土小学校は
田舎の小さな学校でしたので
一学年45人で
ずっと同じクラスでした。
そして私が通った勝山市立北部中学校は
一年生から二年生になる時にクラス替えがあり
二年生、三年生は同じクラスでした。
この頃は
小学校でも
一年間でクラス替えをして
担任が変わる学校が増えてきましたが
三月になると私は何を考えていたと思います?
「4月からまたこのクラスを担任したい!!」
いつもそう思っていました。
一年間担任した時はもちろん、
二年間続けて受け持って
クラス替えがあっても
またその学年を受け持ちたい!!
と思い、
卒業生でも
「ずっと子どもたちと勉強したいなぁ。」
と思い続けていました。
ですので
卒業生の担任でない年は
必ず同じクラスか同じ学年の担任を希望してきました。
ほんと
あきらめが悪いというか
踏ん切りがつかないというか(笑)
でもね
子どもたちと一年間過ごすと
どの子も本当に可愛くて可愛くてしょうがなくなるのですよ。
そして
3月になり
子どもたちとお別れかもしれないと思うと
放課後の教室で一人で涙ぐんだりしていたのです。
そんな話を
あるマスコミ関係者の方に話しましたところ
こんな風に聞かれました。
「失礼ですけど
先生位の年になっても
まだそのように思うのですか?」
確かにそうだ。
何度も子どもたちと別れることを経験してきたのに
まだ慣れていないの?
と
自分に問いかけますと
うーん、
うーん、
涙なしで
さらっと別れられたら
かっこいいのかも
それが
私にできる?
うーん、
うーん、
と考えて出した答えは?
やっぱり
無理。
子どもたちとさらっと別れるなんて
私には無理。
だから
いつまでも
いくつになっても
「四月からまた受け持ちたい!
行かないで~!」
と
往生際悪く
泣いていよう。
これが私だから。
と思いました。
そんな私ですので
三月の終業式が終わると
ふぬけのようになっています。
炭酸の抜けたビールのような感じです(笑)
そして
4月になって新しいクラスになると
自分のクラスの子どもたちのことは
もちろんかわいいのですが
3月まで担任していた子どもたちのことも
とても気になります。
新しい先生と
うまくやってるかなぁ
とか
元気にしてるかなぁ
とか心配したりしています。
そんな私が
ある時
三年生、四年生と受けち
五年生になって担任じゃなくなった男の子と
児童玄関のところで
ばったりと会いました。
「あら、〇〇さん(男の子でもさんづけで呼んでいました)、
久しぶりぃ。元気にしてる?」
「はい!」
彼は元気な声で答えました。
「新しいクラスは楽しい?」
「はい、楽しいです!」
またまた元気な声。
私は
にっこり笑いながら
「そう、それは良かった!」
と言いました。
すると
彼は
ちょっとはにかみながら
「でも、
岩堀先生の時も
とても楽しかったですよ。」
と言ったのです。
ほんとはちょっぴり寂しい気持ちをぐっとこらえて
「そう、それは良かった!」
って言った私でした。
思いがけない言葉が帰ってきて
彼の何気ないやさしさがうれしくて
涙してしまいました。
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編集後記
大谷選手が
大リーグの新人賞に選ばれました!!
すばらしいですね!!
環境が変わっても
普段の力を出し続けるということは
並大抵のことではないと思うのです。
いつもにこにこしていて
マスコミのインタビューにも真摯に答える大谷選手。
本当におめでとうございます。
手術後はリハビリに励んで
打者大谷として
誰も真似できない結果を残す
チャンスかも。
活躍してほしいです!
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「こんな時どうしたらいいと思いますか?」
「おすすめの○○を教えて下さい。」
などなど
あなたからの質問をお待ちしています。
遠慮せず、ぜひっ!!