「自己肯定感」とは
自己肯定感とは、「欠点も長所もあるありのままの自分を丸ごと認める気持ち」のことです。人の心の健康の土台であるといえます。人の心を樹木に例えると、自己肯定感は根の部分にあたります。
自分を認めてしっかりとした根を地面の中に伸ばしていけば、その根は水分や栄養分を十分に吸い上げ、幹や枝葉に送ります。すると、その樹はやがて、大樹となっていくことでしょう。根が育っていかなければ、どんな花や葉も十分には育ちませんね。
このように、人の心の健康にとって自己肯定感は大変重要です。自己肯定感に似ている言葉として、「自己受容」「自尊感情」「自尊心」「self-esteem」が挙げられます。日本では人によって色々な解釈があります。まだまだ使い分けられていないというのが現状です。
高くても良いの?それとも良くないの?
アメリカでは、自己主張や自己顕示が強くなるため「self-esteem」は高すぎても良くないという概念がありますが、私の意味する真の安定している自己肯定は「欠点も長所もあるありのままの自分を丸ごと認める」ことなので、高ければ高いほど良いと考えます。自己主張や自己顕示が強い状態は、人の目が気になる状態です。
つまり、周りの人からの評価によって自己評価が変わるので、高いように見えて実はもろくて不安定な自己評価であると言えるでしょう。
自己肯定感の高い人の特徴
「怒りなどの負の感情をコントロールできる」
「うつ病になりにくい」
「周りの人に穏やかに接することができる」
「行動力・決断力がある」
「前向きに考えることができる」
「楽観的である」
「失敗を恐れない」
「失敗しても立ち直りが早い」
「最後までやり抜くことができる」
「自分の判断で撤退することができる」
「古いものに固執しすぎないで
新しいものを取り入れる柔軟な発想力がある」
「自分の欠点を自覚していて人に話すことができる」
・・・etc
自己肯定感の低い人の特徴
「周りの目を気にして周りに合わせすぎる」
「失敗したらどうしようと心配ばかりする」
「失敗すると自分を責める」
「失敗からの立ち直りが遅い」
「うつ病になりやすい」
「悲観的に考えてしまう」
「力のある人に依存しやすい」
「人と比べてしまう」
「困難な問題に対して途中であきらめてしまうことが多い」
高くてもろい自己肯定感をもつ人の特徴
「怒りをコントロールできない」
「アルコールに依存する」
「突然、深刻なうつ病になる」
「人生や周りの人に対して攻撃的になる」
「自分より優れた人に嫉妬して、引きずりおろす」
「自分より力がないと思った人のことは軽蔑する」
「失敗を恐れる」
「自分の失敗を人のせいにする」
「本当は弱い自分の上に人より優れている自分をつくり、
周りの人には見せかけの自分を見せるようにする」
「うつ病になりやすい」
・・・etc
この例に当てはまる方はあなたの周りにはいらっしゃいませんか。このような方々にも、本当の自分を認めて、心安らかに人生を歩んでいただきたいと願うばかりです。
宝物ファイルベーシック講座の受講者の方からは、
「自己肯定感を楽しくアップさせることができました!」
と感謝の言葉が届いています。